2020年度

2020年度　芸術文化活動助成事業(16件) 助成総額3,000,000円

※辞退1件、延期につき未開催4件を含む　※2021年5月31日現在

 

▼受給者：ファミリーツリー制作委員会／伊藤み弥
助成対象：東日本大震災で失われた故郷に捧げる物語・朗読劇『ファミリーツリー』神戸公演

 
震災で大切な人や故郷を失った方々の悲しみを和らげる手助けにと、宮城県名取市閖上出身の俳優により書き下ろされた戯曲で、2017年に地元宮城で上演されました。震災の記憶の風化が進むなか、閖上には神戸からのボランティアの支援活動が現在も続いており、その御礼として、神戸公演を企画しました。
開催予定期間：2020年4月4日(土)17:30開演／5日(日)13:00開演　※延期
　　　　　　　　※延期日程：2020年12月19日(土)～20日(日)→中止→映像制作に変更
開催予定場所：神戸アートビレッジセンターKAVCホール
助成金額：200,000円

 
▼受給者：浅野夕紀

助成対象：ベルリンで活動する日本女性作家による2人展『ZWEI(ツヴァイ)』
 
ベルリンで活動する2人の日本人女性アーティスト、淺野夕紀と池田ルナによる絵画作品などの展覧会。世界中から多くのアーティストが集う都市として知られるベルリンにて、多種多様な人々と触れ合い得た、表現の自由と解放を、2人の異なる視点と内側から映し出される世界を絵画と立体作品に変換し展示します。
開催予定期間：2020年4月11日(土)～5月7日(日)  ※延期
※延期日程決定→2021年8月7日(土)〜8月29日(日)
開催予定場所：KOBE STUDIO Y3
助成金額：200,000円

 

▼受給者：BBプラザ美術館／木谷謙介
助成対象：ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とビート・ジェネレーション展
－書物からみるカウンターカルチャーの系譜－
 
神戸市外国語大学のマシュー・セアドー教授を監修に迎え、ビート・ジェネレーションの先駆者として後の文学や文化に大きな影響を与えたアメリカの小説家・詩人ジャック・ケルアックの展覧会。本展では、2016年にパリのポンピドゥ・センターで開催された『ビート・ジェネレーション　ニューヨーク、サンフランシスコ、パリ』に出品された小説『On the Road』スクロール版の生原稿を、アジアで初めて公開します。
開催予定期間：2020年4月25日(土)～5月31日(日)　※延期
　　　　　　　※延期日程決定→2021年7月3日(土)～8月8日(日)
開催予定場所：BBプラザ美術館
助成金額：200,000円

 
▼受給者：Interdisciplinary Art Project Kobe(IAPK)実行委員会／韓成南

助成対象：Interdisciplinary Art Project Kobe(IAPK)2020
 
内容：阪神・淡路大震災や時代によって失われた風景を求め、元町商店街または新長田の商店街を取材・撮影し、映像＋音の作品制作から展示発表までを行う拡張現実（AR）ワークショップと、実験映画のレクチャーと上映会及びアートパフォーマンスイベントを開催します。
開催期間及び開催場所：＜vol.4＞2020年9月5日(土)、12日(土)／元町映画館
＜vol.5＞2020年10月24日(土)、25日(日)／元町映画館
2020年10月25日(土)～11月3日(祝火)／元町商店街
2020年10月31日(土)／元町映画館
助成金額：200,000円
 
▼受給者：一般社団法人ダンストーク／千代その子

助成対象：人生がきらめく『10秒ダンス』のすすめ

 
『10秒ダンス』とは、アオキ裕キ氏が考案した「人々が自由に表現する”瞬間”を紡いでダンス作品を作る」手法です。豊岡市内の特別養護老人ホームにて、ダンスワークショップを行い、映像を撮りおさめてゆきます。年齢とともに様々な経験を重ねた身体にこそある価値がダンスにより引き出されます。この活動を通して、福祉の現場における新たなコミュニケーションツールとしてのダンスの在り方を模索し、また、「人間の尊厳と社会との繋がりの可能性」を、本映像作品とともに国内外に発信していきます。
開催期間：2020年10月12日、11月2日、12月7日、2021年1月11日、
2月1日(オンラインで開催)
開催場所：社会福祉法人あまのほ　楽々むら
助成金額：150,000円

 
▼受給者：C.A.P.（芸術と計画会議）／下田展久

助成対象：See Saw Seeds Effect『ENJOY　MISUNDERSTANDING in KOBE』
　　　　　 　　　－ギャラリー・ヘロルド・ブレーメンのアーティストたち－
 
内容：海外のアートグループとの企画『See Saw Seeds』の4年目です。今回は、フィンランド、ドイツのアートグループと神戸の市民が協働し、アートの実践を通して連帯と新しい価値観を獲得するワークショップや展覧会、調査、シンポジウム等を、市内各地で開催します。
開催期間および場所：2020年9月12日(土)～11月23日(月祝)／六甲山上駅駅舎 等
　　　　　　　　　　  　　　※六甲ミーツ・アート芸術散歩2020 参加プログラム
2020年10月10日(土)～25日(日)／KOBE STUDIO Y3
助成金額：200,000円
 
▼受給者：NPO法人国際音楽協会／張文乃
　助成対象：第7回中国音楽音楽国際コンクール
 
本申請者は、音楽活動を通して、日中の文化交流に関して、永きにわたり取り組んできました。本事業は、2006年より、神戸と中国で2年ごとに開催している、日中相方での予選を経た国際コンクールです。

開催予定期間：2020年8月13日(木)～16日(日)　※中止（助成辞退）

開催予定場所：神戸文化ホール 中ホール
助成金額：100,000円
 

▼受給者：六甲山観光株式会社／宮西幸治

　助成対象：六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020
 
今年で11回目となる、現代アート作品の野外展示を中心とした展覧会。公募による若手アーティストの活躍の場を提供、行政・地域事業者とも連携しながら、六甲山上での観光振興及び、交流人口増加による山上エリアの活性化を目的としています。
開催期間：2020年9月12日（土）～2020年11 月23日（月祝）
開催場所：六甲ガーデンテラス、六甲山カンツリーハウス、六甲高山植物園、六甲オル ゴールミュージアム、六甲ケーブル、六甲有馬ロープウェー、風の教会 等
助成金額：200,000円
 

▼受給者きょうされん兵庫支部／加山吉恵

　助成対象：コカリナコンサート～こころに、きざむ、やさしい音色、楽しい時を(仮題)～
 
「関西コカリナアンサンブル」と黒坂黒太郎氏によるチャリティーコンサート。日頃なかなか一般の演奏会に足を運べない障害のある人たちと定期的に練習を行い、演奏会のなかで、ステージを設け、表現する喜びと、聴衆とともに音楽空間を作りあげることの充実感を分かち合うことを目的とします。
開催予定日時：2020年9月24日（木）13:00～15:30　※映像制作に変更
開催予定場所：東灘区民センターうはらホール
助成金額：200,000円
 
▼受給者：ダンスの天地実行委員会／山本和馬
　助成対象：ダンスショーケース　ダンスの天地Vol.3
 
ダンスの天地は、2018年、NPO法人DANCEBOXの「国内ダンス留学＠神戸」の卒業生を中心に企画を立ち上げました。公募により次代を担う力のある振付家・ダンサーを発掘し、「ダンスの自明性を問う」をテーマに、事前のアーティストインタビュー、ダンス作品の上映、公演批評の公開を行い、その一連のプログラムを通して、アーティスト・観客・社会それぞれに、ダンスに対する考えと意識を問う試みです。
開催日時：2020年9月26日(土)18時～／27日(日)14時～
開催場所：神戸アートビレッジセンター KAVCホール
助成金額：200,000円
 

▼受給者：神戸大アートマネジメント研究会／橋本彩音

　助成対象：子どものためのコンサート第13弾『フルート！フルート！フルート！』
 
地域の子どもたちに質の高い音楽に触れる機会を提供するため、神戸大アートマネージメント研究会の学生が主体となり、2006年より毎年企画しているコンサート。今回は、関西を拠点としながらも、ユネスコチャリティーコンサートへの出演など活動を展開しているシリンクスフルートアンサンブルから出演していただきます。
開催日時：2020年10月3日(土)14時開演
開催場所：シーサイドホテル舞子ビラ神戸 あじさいホール
助成金額：150,000円
 
▼受給者：神戸映像アーカイブ実行委員会／金千秋
　助成対象：神戸発掘映画祭
 
「発掘」「アーカイブ」をテーマに、映画文化の掘り起こしと、その共有を目指す。開催母体の神戸映画資料館のアーカイブにおける発掘、収蔵、研究、公開という一連の流れを反映した映画祭となっています。
開催予定場所：2020年10月17日(土)、18日(日)、10月23日(金)～25日(日)　※延期
　　　　　　 ※延期日程→2021年10月開催予定
開催予定場所：神戸映画資料館およびArttheater dB Kobe
助成金額：200,000円
 
▼受給者：Pou展／岡田雅美
　助成対象：現代アートグループ展 進化系『Pou展』Vol.37　
 
栃原敏子氏が中心となり、自由な創作芸術を目指し、世界に発信してゆくことを主旨とし、1996年にスタートした現代アートの展覧会。日頃は、各自、個展で作品を発表しているが、4年ごとに、兵庫県立美術館ギャラリー棟にて、合同展を開催しています。定期的に合同展を行うことにより、お互いに刺激し合い、新しい創作のエネルギーを生み出すことができ、また、集団でしか出来ないことも体験できると考えています。
開催期間：2020年10月23日(金)～25日(日)
開催場所：兵庫県美術館ギャラリー棟3F
助成金額：200,000円
 
▼受給者：神戸インディペンデント映画祭実行委員会／斉藤啓
助成対象：神戸インディペンデント映画祭
 
「映像クリエイターの発表と交流の場を、神戸に」をコンセプトに、映画祭を企画。観る人（映画ファン）、つくる人（クリエイター）、観せる人（映画館）、3者の連携のもと、全国からインディペンデント映画（自主映画）を公募、入選作品を上映します。2019年に初開催し、全国から231作品の応募があり、25作品が入選しました。全国から若い監督や俳優が集まり、神戸のクリエイターや映画館関係者と交流し、また、シンポジウム、大手映画会社や学生団体によるトークセッションも実施します。
開催期間：2020年11月27日(金)～29日(日)
開催場所：神戸三宮シアター・エートー
助成金額：200,000円
 
▼受給者：安住の地／中村彩乃
　助成対象：KAVC FLAG COMPANY 2020-2021参加公演　安住の地 第6回本公演『iplay!』
 
「安住の地」は、音楽ユニットやYouTuber、VRゲーム等とコラボレーションを行い、演劇表現の領域を拡張する創作を行ってきた、若手アーティストグループ。本公演は、「個」と「大衆」のあり方にめまぐるしく変容が起こっている現在、「わたし」と「わたしたち」の間に生じた亀裂をかかえたまま、オリンピックという極めて大衆的なイベントを間近に控えている現代日本のいびつな姿を演劇で描く試みです。
開催予定期間：2021年2月5日(金)～7日(日)  ※延期
※延期日程→2021年10月4日(月)～11日(月祝)開催予定
開催予定場所：神戸アートビレッジセンター
助成金額：200,000円
 
▼受給者：桑野聖子
　助成対象：7×7実験空間
 
身体による表現者と造形による表現者が出会う場として、2017年から、計5回の実験的なパフォーマンスイベントを繰り広げられてきました。今回は、今までとは逆に、ダンサーによる踊りの解釈と実践からスタートし、そこに美術家が参加してゆく「実験空間」を立ち上げます。また、ダンサー及び美術家は主催者がセレクトするとともに公募でも募り、新しいつながりを広げ、若手の育成と発表の場の提供としても機能させてゆきます。
開催予定期間：　公演：2021年3月
オープンアトリエ：年間を通じて　※延期
開催予定場所：Ensemble Sonne 稽古場、デザイン・クリエイティブセンター神戸 KITO ギャラリー
助成金額：200,000円
 

2020年度（緊急支援助成）

（１） 助成対象

コロナウイルスの蔓延により閉鎖を余儀なくされるなど現在困窮を極めている文化拠点
　１）小劇場・小映画館・小拠点　　：自治体・大手資本関係は除く
　２）劇団・楽団・プロジェクト  ：発表の機会を失い組織の維持困難な団体
　３）地域の芸術・文化を支援する団体・ＮＰＯ・協会など
ただし、地域で5年以上、優れた活動をされており、その活動が記録として外部に公表されていること（HPでも可）


 

（２） 助成総金額

総金額を1000万円とし1件当たり10～20万円とする
 

（３） 選考方法

公募は行わず、選考委員によるノミネート方式とする
兵庫県を6地域に分けて、その地域に詳しい選考委員各2名が該当地域を担当し、討議してノミネートする
その後、本部で地域全体・分野全体を総括し決定する
選考は3回に分けて決定していきます（2020年4月～5月の概ね１ヶ月）


　6つの地域
　１）東地域
　２）中央地域
　３）西地域
　４）北東地域
　５）県中央地域
　６）県日本海地域
 
選考委員
当財団の役員全員（13名）とゲスト審査員（3名）とが選考にあたります
 
　地域調査担当：理事）岡野亜紀子、岸野裕人、藤池俊
　　　　　　　　評議員）奥村和恵、斎藤光國
　　　　　　　　ゲスト委員）伊藤照哉、四方敦子

　本部総括担当：理事）島田誠、永井和子、川本昭男、伊藤ルミ
　　　　　　　　評議員）家次恒、下村俊子、森孝一、山根良一
　　　　　　　　ゲスト委員）木村光利





 

（4） 手続き方法

選考された団体には所定の書式を提出していただきます
その後、事務局より該当金額をお振込みいたします
　※書類はインターネットでのやり取りを原則とする

 

（5）対象団体の公開

選考された団体については、本ホームページで公開いたします

＊この緊急支援助成は、今年度のKOBE ART AWARD（KAA）の大賞・優秀賞・地域貢献賞を見送り、今年度より新たに設けたプロジェクト賞を、KAA予算200万円のところ、特例措置とし1000万円に増額して実施するものです

＊2021年度の通常の芸術文化活動助成については、例年どおり本年11月ころから募集し、上限300万円（約15件）の助成を予定しております

 
選考により決定した助成対象団体は下記になります　(2020年6月13日更新)

小映画館(4件)
　　神戸映画資料館　 /20万円
　　豊岡劇場 　/20万円
　　パルシネマしんこうえん　 /20万円
　　元町映画館　 /20万円





劇団(10件)
　　劇団赤鬼　 /20万円
　　コトリ会議 　/10万円
　　劇団四紀会　 /20万円
　　劇団自由人会　 /20万円
　　清流劇場　 /20万円
　　劇団道化座　 /20万円
　　劇団どろ　 /20万円
　　劇団プロデュース・F　 /20万円
　　いいむろなおきマイムカンパニー　 /10万円
　　いるかHOTEL 　/10万円











劇場(2件)
　　イカロスの森　 /20万円
　　NPO法人DANCE BOX　 /20万円



ダンス・舞踊(4件)
　　藤田佳代舞踊研究所　 /20万円
　　貞松・浜田バレエ団　 /20万円
　　アンサンブル・ゾネ　 /10万円
　　民族歌舞団花こま　 /10万円





音楽拠点(2件)
　　特定非営利活動法人 ローゼンビート 　/20万円
　　特定非営利活動法人 新しい風かとう　 /20万円



音楽楽団(6件)
　　アンサンブル神戸　 /20万円
　　里井宏次&ザ・タロー・シンガーズ 　/20万円
　　明石フィルハーモニー管弦楽団+ジュニア・オーケストラ　 /20万円
　　兵庫稲美少年少女合唱団 　/20万円
　　なんたん吹奏楽団　 /10万円
　　朝来市少年少女オーケストラ　 /10万円







文化拠点(7件)
　　旧グッゲンハイム邸　 /20万円
　　アートスペースかおる　 /20万円
　　西脇TMO推進室 　/20万円
　　神戸デザインセンター+ストレージブックス　 /20万円
　　町劇Akashi　 /20万円
　　ガレリア アーツ&ティー　 /20万円
　　近松記念館　 /10万円

古典芸能(3件)
　　多可町播州歌舞伎クラブ　 /10万円
　　夙川能舞台瓦照苑　 /10万円
　　上田能楽堂 　/20万円













美術拠点(4件)
　　C.A.P. 芸術と計画会議　 /20万円
　　版画工房 WERK-STATT N組　/20万円
　　プラネットEartH　 /20万円
　　ギャラリー301 　/10万円





私設美術館(3件)
　　日本玩具博物館　 /20万円
　　丹波古陶館　 /20万円
　　水上村 川のほとりの美術館　 /10万円




アートNPO(5件)
　　NPO法人おおやアート村　 /20万円
　　神戸演劇鑑賞会　 /20万円
　　特定非営利活動法人コミュニティアートセンタープラッツ　 /20万円
　　特定非営利活動法人がっせぇアート　 /20万円
　　兵庫県子ども文化振興協会　 /20万円






活字文化拠点(3件)
　　出版・編集 苦楽堂 　/20万円
　　くとうてん 　/20万円
　　風来舎 　/10万円

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合計53件 930万円
　　第1回選考  5月 2日決定　 23件 450万円
　　第2回選考 5月16日決定　 23件 390万円
　　第3回選考 5月28日決定 　  7件   90万円

＊存続を断念されたり、経営母体が別にありもっと困っている他のところへ等の理由で、3件が辞退されました。
上記には助成辞退された3件（計50万円）を含みません。